【MLB】 大谷翔平がドジャース入団会見 「明確な勝利へのビジョンと豊富な球団の歴史」 一問一答

写真:大谷翔平と水原一平通訳

日本時間15日、10年7億ドルでドジャース入団を決めた大谷翔平がドジャースタジアムで入団会見を行った。

先にコメントを述べたアンドリュー・フリードマン編成本部長から紹介され、大谷はドジャーブルーの背番号17のユニフォームを初お披露目した。登壇した大谷は、ドジャースの球団幹部、古巣エンゼルス、代理人、日本のファンに次々と謝辞を述べた。「明確な勝利へのビジョンと豊富な球団の歴史を持つ、このロサンゼルス・ドジャースの一員となれることを心より嬉しく思うと同時に興奮しています」と大谷は述べ、質疑応答へと移った。

質疑応答の要点は以下に。

Q.「ドジャース入団を決めた時期、理由」
A.「発表前日の夜、これがひとつというわけではない。自分がここでプレーしたいという気持ちに素直に従った」

Q.「この場にいる報道陣の数を見て思ったこと」
A.「予想より多くてびっくり」

Q.「9月の手術はトミー・ジョンだと言われているが、明言しないことで交渉の材料に?」
A.「発表の段階でどのような手術になるか決まっていなかった」

Q.「2回目のトミー・ジョンをしたのは事実か?」
A.「前回とはまた術式が違う」

Q.「後払いの契約形式は翔平のアイディアだったのか?他のチームにも同じ条件だったのか」
A.「自分が今受け取れる金額を我慢して、ペイロールに柔軟性を持たせられるなら後払いでも問題なかった。他チームとの交渉については、他の選手との交渉中だろうから明かせない」

Q.「勝つことというのはどれほどの優先度にあったか」
A.「野球選手としてあとどれほどやれるかはわからないが、勝つことが今は一番大事」

Q.「何チームと交渉していたのか、その中で決断をした理由」
A.「心に残っている言葉として、この10年間をオーナー陣が全く成功だと思っていないという発言から、勝ちたいという意志を感じた」

Q.「勝つためにいちばん大事なことはなんだと考えているか」
A.「全員が勝ちに、同じ方向に向いているということ。オーナーグループ、フロント、チームメイトがそこに向かっているということ」

Q.「世界一になるためにどういう選手像を想像しているか」
A.「優勝を目指す上で欠かせなかったといわれる選手に」

Q.「犬の名前は?」
A.「でこぴん。元の名前はディコイ」

Q.「打者専念して来年は開幕に間に合うか?犬の名前の由来は」
A.「概ね予定通り、若干早いくらい。十分開幕に間に合うのでは。デコイという名前があったのでそれに近いところから」

Q.「6年前と今の心境の違い」
A.「全体的な気持ちは変わっていない。去るチームに対する寂しさもある」

Q.「キーマン条項(フリードマン編成本部長とウォルターオーナーが退任すれば契約を途中で切り上げられる)によるオプトアウトが盛り込まれているが、それはどれほど重要か」
A.「みんなが同じ方向を向いているというのが大事。このメインの2方と契約することがメインだったので、そこが崩れれば契約も崩れる」

Q.「ドジャースのファンベースについて」
A.「野球に対して熱狂的」

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