京都府亀岡市大井町の大井神社に、このほど恒例の落ち葉アートが登場した。来年の干支(えと)・辰にちなんだ全長約20メートルの竜とアニメキャラクターが描かれ、参拝者や隣接する大井小学校の児童たちを楽しませている。
稲本高続宮司(49)が「参拝する人に楽しんでもらいたい」と、ご神木のイチョウなどの落ち葉を使って、2015年から制作している。初冬の風物詩になりつつあり、アートを心待ちにしている参拝者もいるという。
竜は境内に架かる太鼓橋から社務所に向かった場所にあり、胴体はイチョウ、目やうろこはモミジなどで表現した。過去最大の大きさで、稲本宮司は「竜のように上っていく、活気のある一年になるようにと描いた」とほほ笑む。
西隣の大井小学校から見える場所には、黄色い熊のアニメキャラクター(直径約2メートル)がお目見え。休み時間などに、児童らが校舎の窓から見て楽しんでいる。いずれも今月下旬まで形を維持するという。