報道関連死亡の記者、今年45人 国際ジャーナリスト組織報告

 【ブリュッセル共同】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は14日、世界で報道に関連して死亡した記者数(アマチュアや協力者を含む)が昨年比26.2%減の45人で、2002年の33人以来、最低になったとする年次報告書を発表した。拘束されている記者は521人で、昨年比8.4%減だった。

 12月1日時点で集計した。パレスチナ自治区ガザで13人が死亡。ロシアの侵攻を受けたウクライナでは2人が死亡した。

 RSFのドロワール事務局長は「ガザでは記者は大きな犠牲を払っているが、世界規模では報道機関の安全対策などにより死亡する記者は激減しているようだ」と指摘した。

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