オリンピック柔道の金メダリスト・中村兼三さんが中学生を指導 真岡市・物部中学校

 

オリンピック柔道の金メダリストが講師を務め中学生を直接指導する授業が、12月14日に真岡市の物部中学校で行われました。

 「メダリストによる柔道授業の支援事業」で講師を務めたのは、1996年のアトランタオリンピック柔道男子71キログラム級で金メダルを獲得した中村兼三さんです。中村さんは、福岡県出身で兄2人とともに「中村3兄弟」呼ばれた柔道選手で、アトランタオリンピックのほか世界選手権やアジア選手権など多くの大会で優勝していて、現在は旭化成柔道部の総監督を務めています。

 この授業は、全日本柔道連盟が毎年応募のあった全国の公立中学校40校で実施しています。14日は、1年生から3年生までが学年ごとに授業を受け、1年生のクラスでは28人が参加し、中村さんから柔道の礼法、安全な受け身、固め技などの指導を受け、柔道の技術や精神を学びました。

 「大腰」の技を教えてもらった生徒の代表が講師を相手に技を成功させると、大きな拍手がわきました。

 また、中村さんとの質問コーナーでは「金メダルを取るのに大変だったことは」など、生徒たちから質問があり、中村さんはひとつひとつ丁寧に答えていました。

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