『突破ファイル』探知機にも検出されない驚きの手口…税関職員・安斉星来が気付いた“違和感”とは

お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二とモデルで俳優の安斉星来が12月14日放送の『THE突破ファイル 空港税関&草薙バイト 年の瀬大成敗SP』の再現VTRに出演。密輸品を持ち込もうとする犯人を水際で防ぐ税関職員を演じた。

日本を訪れる外国人の数は前年比の10倍以上で、年末ともなるとさらに多くの観光客が海外からやってくる。そんな観光客に混じって薬物や貴金属など法に触れるものを日本に持ち込もうとする密輸犯を水際で防ぐのが斉藤と安斉が演じる税関職員。ほんのわずかな違和感から密輸犯をあぶり出すスペシャリストだ。

最初に斉藤が目を付けたのは、目が悪そうなのにメガネをしておらず、時折歯ぎしりをするという禁止薬物・MDMAの常習犯に見られる行動をとっていたビジネスマン風の男。目に見えない微量の不正薬物も検知できる最新鋭の検査機器・TDSを使ってスーツケースを調べると、思った通り薬物反応が。スーツケースの中身をくまなく調べた斉藤は、ハンガーにかかっているスーツのボタンが留められており、さらにフックの部分がうまく回りにくいという違和感に気づき、ハンガーの中身に隠されていた大量のMDMA錠剤を見事に見つけ出して犯人を検挙した。

次に2人がマークしたのが、検査レーンの手前でキョロキョロと落ち着かない挙動不審な女性2人組。スーツケースの中身を取り出し、瓶詰のマヌカハニーからナイトキャップのゴムの部分に至るまで徹底的に調べてみるが怪しいものは何一つ出てこない。免税の規定に違反する量の香水が見つかるも、女性たちは文句を言いながらもどこかホッとした様子が。それを見て「何?今の違和感は…もしかして、わざと穴を作っていた?」と疑いの目を向ける安斉。

秘密兵器のTDAを使うも薬物反応は無く、斉藤は「薬物でないとすると…金か?動物か?」と捜索の方向性を変えることに。上着やポケットの中身もすべてチェックするも怪しいものは出てこず、いらだちを隠せない女性たちは預けていたスマホや財布、キーケースなどを持ちその場を去ろうとする。その時、スマホを持つ手の違和感に気づいた安斉は、スマホ背面の大きなグリップに注目。取り外して中を開けると、そこには大量の金が詰められていた。金価格の上昇に合わせて金の密輸件数も増えていたのだ。

「スマホを持っている手が右と左、交互に持ち替えていたんです。きっと金の重さに手が耐えきれず交互に持ち替えているんじゃないかな…と思って」と語る安斉に斉藤も「これからも頼むぞ!」とエールを送っていた。

スタジオゲストの俳優・福原遥は「みんな(グリップ)つけてるじゃないですか、最近。だからわかんないだろうなあって思いますね。びっくりしました」とコメント。MCのウッチャンナンチャン・内村光良が今年実際に起こった事件を基にしていると明かすとスタジオ中が驚きの声をあげていた。

写真提供:(C)日テレ

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