レンジャーズがマーリーと2年契約 今年5月にトミー・ジョン手術

先発投手の層を厚くすることを目指していたレンジャーズが実績のある右腕の獲得に成功した。日本時間12月15日、レンジャーズはツインズからFAとなっていた右腕タイラー・マーリーと2年契約を結んだことを発表。年俸は2024年が550万ドル、2025年が1650万ドルで、2年総額2200万ドルの契約であることが報じられている。来季の年俸が抑えられているのは、マーリーが今年5月にトミー・ジョン手術を受け、少なくとも来年の夏頃まで復帰できない見込みだからである。

現在29歳のマーリーはレッズで先発ローテーションの一角を担っていた右腕であり、メジャー5年目の2021年には33試合に先発して180イニングを投げ、13勝6敗、防御率3.75、210奪三振をマーク。翌2022年のトレード・デッドラインでスペンサー・スティアー、クリスチャン・エンカーナシオン=ストランドなど若手3選手との交換でツインズへ移籍した。

ツインズ移籍後、2022年は右肩を痛めて4試合しか投げられず、今季は開幕ロースター入りしたものの、早々に戦線離脱。5度の先発で1勝2敗、防御率3.16に終わり、5月にはトミー・ジョン手術を受けてシーズン終了となった。順調にいけば来年の夏頃に戦列復帰し、2025年シーズンには先発ローテーションの一角を担うことになるだろう。

レンジャーズはアンドリュー・ヒーニーが選手オプションを行使して残留したため、マックス・シャーザー、ネイサン・イオバルディ、ジョン・グレイ、デーン・ダニング、ヒーニーとすでに先発5枚が揃っている状況。ただし、故障リスクの高い選手が多いことを考慮し、層を厚くすることを目指していた。マーリーと同様に、ジェイコブ・デグロムも来季途中にトミー・ジョン手術から復帰する見込みであり、今世紀初となるワールドシリーズ連覇を目指す来季の後半戦は、充実の先発陣を擁して戦うことができそうだ。

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