宝塚歌劇団 星、花、雪組の24公演、新人公演2回を中止に 2024年1~3月までの公演日程を変更

宝塚大劇場=宝塚市栄町1

 宝塚歌劇団は15日、過密な公演スケジュールを改善するため、1~3月の公演日程の変更を発表した。星、花、雪組が宝塚大劇場と東京宝塚劇場で行う計24公演と、宝塚での新人公演2回を中止する。すでに販売している公演については払い戻しする。

 対象となるのは星組「RRR×TAKA“R”AZUKA~√Bheem~/VIOLETOPIA」▽雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」▽花組「『アルカンシェル』~パリに架かる虹~」。

 星組宝塚公演は初日を1月1日午後1時から5日午後3時半に変更。さらに11、18、30日の午後3時半の回を中止し、計9公演を取りやめる。東京公演は2月29日、3月5、19、28日の午後6時と同12日午後1時半の計5公演を中止する。

 雪組東京公演は1月9、16、23、30日午後6時と2月6日午前11時の5公演を中止。

 花組宝塚公演は初日を2月9日から10日午後3時半に変更し、18日午前11時、20日と3月5日午後3時半の5公演を取りやめる。

 星組宝塚大劇場公演は12月9日に一般発売が行われ完売したばかり。花組公演も公式ファンクラブにあたる「宝塚友の会」会員の先行販売がすでに実施されたところだった。

 X(旧ツイッター)には「ごたごたもいい加減にして!チケット売る前に発表してよ。今回は、本当に腹が立つ」「なぜ売った」「なぜ、このタイミング。ファンも、お客もなめられている。もうしんどい」など、劇団の急な変更に対する怒りや悲しみのコメントがあふれた。(小尾絵生)

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