超有名米ロックバンドのツアーメンバーが死去 甲状腺未分化がんで闘病 67歳

有名ロックバンドのビーチ・ボーイズのツアーメンバーとして活躍したジェフリー・フォスケットが死去した。67歳だった。

同グループのツアー兼スタジオミュージシャンとして知られたジェフリー、甲状腺未分化がんとの闘病の末、帰らぬ人となったことを、メンバーのブライアン・ウィルソン(81)がインスタグラムで伝えている。「私の親友ジェフ・フォスケットが亡くなったことに非常に心を痛めている。ジェフはツアーの時は常に私を支えてくれて、彼無しでのツアーは不可能だった。私が出会った中でも最も才能のある1人だった」「偉大な音楽的リーダーでギタリスト、そして天使のような歌声の持ち主だった。1976年、ベルエアの私のドアをノックしてきた彼と初めて出会い、中に招いた。それからずっと友人だった」「他に何を言えばいいのかわからない。ジェフの家族と友人に愛と慈悲を。私たちは彼を一生忘れないだろう」

今年3月、ジェフリーはインスタグラムに、がん病棟の廊下で放射線治療後にベルを鳴らす動画を投稿、4年に渡るがんの闘病生活の後で自分が生きていることは「神の歩く奇跡」だとし、治療を受けて「元気」になった姿を報告していた。

カリフォルニア州サンホセ生まれのジェフリーは、10代からバンド活動を開始、ビーチ・ボーイズの大ファンだったことから、ブライアンと友人となり、同グループのツアーメンバーに加入、その後数十年に渡ってステージを支え続けた。

ヒューストンの病院でベルを鳴らす動画にジェフリーはこうキャプションを添えていた。「3月3日金曜日、2回目の放射線を終えて私はこのベルを鳴らした。この4年間は試練だった。(臨床試験と呼ばれる所以だろう)」「身体、心、精神が試される。しかし、私は元気がみなぎっており、一番大切なことに、孫のドミニクに会うこともできた」「あまりソーシャルメディアには投稿しないが、この節目は重要なものと感じた。皆の祈りに感謝している。それは効いたよ。私が生きた証だ」「私は神の歩く奇跡の1つだ。皆に神の祝福を。MDアンダーソン(がんセンター)に神の祝福を」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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