歌舞伎俳優・中村米吉「初めて見ました!」歌舞伎『流白浪燦星』(ルパン三世)制作現場への密着ぶりに驚く

歌舞伎俳優の中村米吉が12月13日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!3時間スペシャル』に出演。普段は間近で見ている歌舞伎の制作現場に密着したVTRに感嘆の声をあげた。

普段見られない歌舞伎座の裏側を紹介する人気企画『劇場の旅 歌舞伎座支局』。今回はこの企画で“支局長”を務めている歌舞伎脚本家の戸部和久さんが脚本・演出を手掛ける新作歌舞伎『流白浪燦星』(ルパン三世)の制作現場に密着した。

『ルパン三世』の原作者である漫画家、モンキー・パンチも実は大の歌舞伎ファンであり、作中にも歌舞伎を観劇するシーンや歌舞伎風の名乗りを行うシーンなどが何度か登場していたほど。そんな歌舞伎と縁のある人気漫画を歌舞伎にアレンジすべく、戸部さんの指示のもと、演じる俳優たちはもちろん、衣装、かつら、音楽、舞台美術など各セクションの担当者も試行錯誤を繰り返す。

主演のルパン三世を演じるのは片岡愛之助、次元大介を市川笑三郎、石川五ェ門を尾上松也、峰不二子を市川笑也、銭形警部は市川中車が務める。そして迎えた初日の公演。おなじみのテーマ曲におなじみのキャラクター、ルパン・次元・石川・不二子・銭形が登場し、ラストは観客が総立ちになる大盛り上がりの中、幕が下ろされた。ルパンを演じた愛之助は「僕どこまでルパンに寄せられるか、モノマネの人ではないんでそこまで寄せられないし(原作の)匂いを残しながら歌舞伎のほうも、という感じで」と語り、満足げなようすだった。

スタジオでこのVTRを見ていた中村米吉は「ここまで(歌舞伎にかかわる)いろんな部署に密着したドキュメンタリーは初めて見ました!」と興奮冷めやらぬ状態。VTR中でかつらを制作する職人が「役者さんが放送を見てくれてこんな大変な作業してるんだってわかってくれればありがたいです」と語っていたことにも、手を振りながら「見てましたよ~!」とアピールしていた。

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