ザッパーを彷彿とさせるZ650RS用外装パーツがARCHIから続々登場

株式会社ピーエムシーは、オリジナルブランドARCHIのZ650RS用外装パーツ3種を発表した。
アイテムには、カーブとクリアランスのデザインにこだわったロングテールカウル、カーボンパーツでレーシーさを表現したカーボンリアフェンダー、サイドの印象を効果的にアップさせるカーボンピボットカバーの3種をラインナップ。ロングテールカウルは2024年春頃、カーボンリアフェンダー、カーボンピボットカバーは2024年1月の発売を予定している。ザッパーらしさにこだわって開発された同パーツで、愛車のカスタマイズを楽しんでみてはいかがだろうか。

Z650RS専用 外装パーツの開発

1976年生まれの名機Z650Four通称「ザッパー」を想起させるZ系最新機種の「Z650RS」。

性能は圧倒的にザッパーを凌駕しているものの、Zの血統を持つ末弟として独特の雰囲気をニューモデルで再現したいARCHIとしては「どこから手を入れるべきか」が悩みどころで、まずはネイキッドモデルの顔である「ヘッドライト」のイメージを変えるキットを開発した。
次なる一手として、主にサイドビューに変化をもたらす外装パーツの開発に着手した。

対象は3点。
1. ザッパーを彷彿とさせる「ロングテールカウル」
2. ARCHIらしいデザインを組み入れた「カーボンリアフェンダー」
3. ピボット開口部を美しく覆う「カーボンピボットカバー」

これらを組み合わせることにより、よりザッパー感が増したZ650RSを提案する。
それぞれ詳しく見ていこう。

ロングテールカウル

一番の特長は35mm後方に延長されテールレンズを覆い被せるデザインにしたこと。車両全体のバランスを見た時に、ARCHIとしての最適解はこれであると判断した。
また、「ザッパーらしさ」をどのように演出するかというポイントはかなり悩ましく、というのも、ザッパーのテールランプは四角形に対し、Z650RSのテールランプは楕円形をしているからだ。
この折り合いをつけるため、サイドビューはザッパーのそれに限りなく近づけるとともに楕円形のテールランプとの組み合わせが最も美しくなるカーブとクリアランスを徹底的に検証し、写真の形状に辿り着いた。

■初期:ザッパーの純正テールカウルを使用した形状の検討

■試作品

■Z650RSテールランプとのクリアランス調整

また、シートのR状に沿ったラインを精密に作り上げ、装着時の高い密度感を演出。
小さなところではサイドカバーのエンド部とテールカウルのフロント部を同一形状にすることでパーツの繋がり・統一感が出るようにこだわっている。

FRP素材を使用したロングテールカウルは素地と既存Z650RSのカラー(キャンディエメラルドグリーン・メタリックムーンダストグレー・キャンディダイヤモンドブラウン・キャンディミディアムレッド・メタリックマットカーボングレー)展開で2024年春の発売に向け鋭意製作中。

カーボンリアフェンダー

Z650RS純正のリアフェンダーはパッと見タイヤとの距離が開いているように見える。この部分の密度を高め、同時に150mmの延長を行ったカーボンパーツでレーシーなドレスアップを行う事を目的に開発を進めた。

■タイヤのRに沿った密度感の高い造形

またチェーンケース部は緩やかなカーブを描く独自のデザインを採用し、一味違う「ARCHIらしさ」の演出を目指した。

■開発初期。取り付け状態から理想とするラインを探る

■構想に基づき、造形と修正を繰り返す

曲線を多用したデザインと綾織パターンも美しいカーボンリアフェンダーは2024年1月末の発売予定。

カーボンピボットカバー

3つ目の外装パーツは「カーボンピボットカバー」。Z650RSは純正の状態だと空孔部がかなり気になる。この部分をカバーし、かつカーボンのワンポイントを加えることでサイドビューの印象をアップさせることを目的として開発された。

■純正

左右とも形状は純正とほぼ同じなので装着はボルトオンで完結。お手軽かつ効果的なドレスアップを約束するカーボンピボットカバーは2024年1月末の発売予定。

お問い合わせ先:株式会社ピーエムシー

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