Rソックスがギルバートやカービーを狙うもマリナーズは「拒絶」

レッドソックスは今オフ、先発ローテーションのアップグレードが急務となっており、FA市場とトレード市場の両面で様々な投手に関心を示している。MLB公式サイトは「彼らが興味を持っていない投手をリストアップするほうが難しいかもしれない」と伝えているほどだ。地元紙「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイアー記者によると、レッドソックスは複数年保有できる投手を獲得したいと考えているが、ローガン・ギルバートとジョージ・カービーの両右腕へのトレードの打診はマリナーズに「拒絶」されたようだ。

レッドソックスの補強リストの最上位に名前があるのは、もちろん山本由伸である。スパイアー記者は「レッドソックスはすでに山本との面会を済ませている可能性がある。まだ面会していないのであれば、近日中に会うことになるだろう」とリポート。ただし、スパイアー記者は「球界関係者のなかでレッドソックスが山本の獲得に成功すると考えている人はほとんどいない」と付け加えている。

また、レッドソックスが複数の先発投手の獲得を必要としていることを考えると、山本だけに大金を投じるのは得策とは言えない。これは1億ドルを超える大型契約が必要になるブレイク・スネルやジョーダン・モンゴメリーにも同じことが言える。しかし、エデュアルド・ロドリゲスがダイヤモンドバックス、セス・ルーゴがロイヤルズ、ジャック・フラハティがタイガースと契約するなど、選択肢が徐々に少なくなり始めているのも事実だ。

レッドソックスは充実した投手陣を擁するマリナーズの若手先発右腕をトレードで獲得することも検討したが、ギルバートやカービーを獲得する目論見はマリナーズに「拒絶」されて終了したようだ。FAになるのはギルバートが2027年シーズン終了後、カービーは2028年シーズン終了後であり、マリナーズは彼らの放出を焦る必要は全くない。複数年保有できる投手をトレードで獲得したいのであれば、ディラン・シース(ホワイトソックス)あたりが現実的なターゲットということになりそうだ。

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