国産長射程弾の配備は25年度 防衛相が表明、1年前倒し

記者会見する木原防衛相=15日午前、防衛省

 木原稔防衛相は15日の記者会見で、他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)に使う国産長射程ミサイルの配備開始を、2026年度から1年前倒しして25年度とすると表明した。陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾の射程を延ばす「能力向上型」が対象だとしている。

 木原氏は「防衛能力を早期に獲得しなければならないとの切迫感を具現化したものだ」と強調。その他の国産ミサイルも早期の取得に向けて検討していると説明した。

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