「迷ってる人非常に多い」熱海土石流の復旧地区別説明会、全7回終了 要望受け周辺住民へ説明も=静岡

2021年7月に静岡県熱海市で発生した土石流災害をめぐり、復旧事業に関して被災住民への説明不足を指摘されていた静岡県熱海市が地区別に開催してきた説明会は2023年12月14日夜、7回目の開催となり、これで予定していた被災地区すべての説明会が終了しました。

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2023年10月から行われてきた地区別説明会は、被災地区を7つに分け、約120世帯を対象に順次開催されていて、最後の説明会となった14日は13世帯19人が参加しました。

市や県の担当者が河川や道路の復旧の状況などを説明したあと、住民との意見交換会が行われました。

熱海市によりますと、延べ7回開催された説明会には59世帯74人が参加し、会場に来ることができなかった10世帯に対しては個別訪問を行ったということです。

<熱海市 斉藤栄市長>
「印象的だったのは迷っている方が非常に多いんだなと。地区別の説明会はこれからも続けていきたいと思っています」

説明会の参加者は被災者に限定されていましたが、被災地区周辺の住民からの要望もあり、熱海市は年明けから3か所の町内会ごとに説明会を行うほか、復旧工事の現場での説明会も予定しているということです。

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