25歳逮捕…女児にわいせつ行為、勤務先の福祉施設で さらに撮影しSNS投稿「反響すごい」承認欲求を満たすため、入所の女児がターゲット…サイバーパトロールで発見 複数の施設で働き、十数人の女児を触っていた可能性

行田署=埼玉県行田市長野

 福祉施設の入所女児にわいせつ行為をしたとして、埼玉県警少年課と行田署の合同捜査班は7日、強制わいせつの疑いで、大阪府豊能町新光風台5丁目、元施設職員で無職の男(25)を逮捕した。

 逮捕容疑は今年1月23日、県内の児童福祉施設で、入所している未就学女児に対して体を触るなどのわいせつな行為をした疑い。容疑を認め、動機については「幼児が好きで、わいせつ行為をSNS(交流サイト)に投稿すれば反響がすごく、承認欲求が満たされる」と供述しているという。

 少年課によると、3月29日にSNS上をサイバーパトロールをしていたボランティア団体職員が児童ポルノ画像とともに「これから埼玉の福祉施設で仕事がある」旨の書き込みを発見。「女児に対して、性的虐待をしている画像を投稿しているアカウントを見つけた」と県警本部へ通報した。強制わいせつ事件として捜査を始め、投稿内容や履歴などから男や事実を特定した。

 男は県内の施設に数年勤務し、職員が自分1人になるタイミングを見計らって犯行に及んでいた。県警はスマートフォンなどを押収。少なくとも十数人の女児にわいせつ行為をしている動画や画像が確認されたという。男はこれまでに県外でも複数の福祉施設で働いていて、県警は県内外で同様の犯行を繰り返していたとみて、捜査を進めている。

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