【ジャズの注目クリスマス作品】サッチモ、エラ、スヌーピーなど

サッチモ、エラ、スヌーピーなど、ジャズ往年のクリスマス・スタンダードで聖夜の夜を過ごしたい! クリスマス名盤をご紹介!(後)

いよいよクリスマスまであと2週間を切りました!今回は往年のクリスマス・ジャズの名盤をご紹介いたします。

エラ・フィッツジェラルド『Ella Wishes You A Swinging Christmas』

伝説的なエラ・フィッツジェラルドの代表的なホリデー・アルバム『スウィンギング・クリスマス』の新しいコレクタブル・エディションが今年ヴァ―ヴから新ジャケットの赤いカラー・ヴァイナルでリリースされました。"史上最高のホリデー・アルバム "と賞賛された作品で、"What Are You Doing New Year's Eve? "の新しいリリック・ビデオも公開されています。

<YouTube:Ella Fitzgerald - What Are You Doing New Year's Eve? (Lyric Video)

この『スウィンギング・クリスマス』は、60年以上もの間、ジャズ愛好家の間でホリデー・クラシックとして愛されており、ローリング・ストーン誌の "史上最も偉大なクリスマス・アルバム25選 "では10位、ガーディアン誌の "最も偉大なクリスマス・アルバム20選 "では2位にランクインしているクリスマス・スタンダードの鉄板作品です。

<YouTube:Ella Fitzgerald - Jingle Bells

ルイ・アームストロング『サッチモ・クリスマス~ルイ・ウィッシズ・ユー・ア・クール・ユール』

昨年初お目見えしたルイ・アームストロング初のクリスマス・アルバム『サッチモ・クリスマス~ルイ・ウィッシズ・ユー・ア・クール・ユール』は、全米アルバム・チャートにもトップ200入りを果たし、伝説的アーティストとして過去50年以上ぶりに最高のチャート入りを果たしたことでも話題となりました。

<YouTube:Louis Armstrong - White Christmas (Louis Armstrong’s Holiday Memories)

日本でも2021年から昨年にかけて放送されたNHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でサッチモの「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」が大フィーチャーされたこともあり、初のクリスマス・アルバムは日本でもヒット、温かいヴォーカルとトランペットはエラ同様、これからも長く愛される作品の仲間入りを果たしました。今年に新たなビデオが公開されました。

<YouTube:Louis Armstrong, Gordon Jenkins And His Orchestra - Winter Wonderland

ナット・キング・コール『クリスマス・ソング』

世紀のヴォーカリスト、ナット・キング・コールがラルフ・カーマイケル指揮の豪華オーケストラをバックに従えたクリスマス讃美歌集に大ヒット曲「クリスマス・ソング」を追加収録した心安らぐ、1962年発表のクリスマス・アルバムも世界中のリスナーを魅了する名盤。ジャズではクリスマス・スタンダードを扱った作品が多い中で、讃美歌をメインに収録しているのも心休まるポイントのひとつかもしれません。

<YouTube:Nat King Cole - O Tannenbaum (Visualizer)

<YouTube:Nat King Cole - "The Christmas Song"

ヴィンス・ガラルディ『スヌーピーのメリークリスマス』

1965年12月9日に米CBSにてTV初放映されたクリスマス特別番組「スヌーピーのメリークリスマス」のサウンドトラックとして制作され、今やクリスマス・アルバムの大定番が本作品。ヴィンス・ガラルディの7枚目のスタジオ・アルバムにして、クリスマス・アルバムでありながらもジャズ史上世界セールス2位を記録するほどの大ベストセラー。ピーナッツの仲間たちの歌声で癒されます。

<YouTube:Vince Guaraldi Trio "Christmas Time Is Here" (vocal version from A Charlie Brown Christmas)

<YouTube:Hark The Herald Angel Sings-A Charlie Brown Rendition

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