GT500デビューの大草りき「少しでも早く成長できるように」Moduloが2024年スーパーGT活動を発表

 ホンダアクセスは12月15日、2024年のスーパーGTシリーズにおいて、ホンダ純正カスタマイズブランドの『Modulo(モデューロ)』を掲げ、タイトルスポンサーとして2023年に続いてGT500クラスに参戦するNAKAJIMA RACINGをサポートすることを発表した。あわせて新加入する大草りきのコメントも公開されている。

 NAKAJIMA RACINGとモータースポーツを通じて、人と技術を磨くとともに、ホンダのチャレンジングスピリットとモータースポーツの感動を伝えているModulo。2024年はホンダ陣営がNSX-GTからシビック・タイプR-GTへとマシンを変更することに加え、チームは新たに若手ドライバーの大草を迎え、ベテラン伊沢拓也とコンビを組む。

 GT500初参戦となる大草は、Moduloのリリースに「2024シーズン、64号車をドライブさせていただくことになりました、大草りきです。まず、このような素晴らしいチャンスを頂いたホンダ・レーシング様をはじめサポートいただいた皆様に感謝します」とコメントし、シーズン開幕へと意気込む。

「GT500デビューイヤーとなりますが、経験豊富なパートナーの伊沢選手からたくさん吸収し、少しでも早く成長できるように頑張りたいと思います。これからよろしくお願いいたします」

 パートナーの伊沢は、新体制で迎える来季に向けて「2024年はこのチームで5年目のシーズンとなります。この節目の年に新しいマシンでスーパーGTを戦えることに今からワクワクしています」と語る。

「新しいチームメイトとスタッフのみんなとベストを尽くして良い結果を残せるように頑張っていきます。応援をよろしくお願いします」

 また、「2024年のModulo Nakajima Racingが始動することとなりました。節目となる5年のシーズンが終了し6年目となる新しい年は、マシンも新しくなります」と語るのはチームを率いる中嶋悟総監督だ。

「今シーズン最高位の2位を超える結果を何としても掴み取らなければならないと身が引き締まる思いです。頼もしいベテランの伊沢選手と新しいドライバーとのタッグで目標を実現できるよう1年間精一杯戦っていきます。皆さんの熱いご声援をよろしくお願いいたします」

Modulo Nakajima Racingを率いる中嶋悟総監督

 ホンダ・シビック・タイプR-GTへとマシンが変わる2024年も、Moduloは引き続きメインスポンサーと、アルミホイール量産開発で培った技術をベースにホイールサプライヤーとしてもチームをサポートする。ホンダアクセスの酒井富志也代表取締役社長は以下のようにコメントを寄せている。

「2023年シリーズは、最高順位2位とあと一歩のところまでこぎつけました。新しいシーズンでは、新しいマシン、ニューカラーリング、新しいドライバーと、また新たな気持ちで最高の結果を目指してベストを尽くしていきます。シーズンを通して皆さんとも今年以上に盛り上がっていきたいと思いますので、引き続きのご声援をよろしくお願いします!」

■Modulo Nakajima Racing 2024年スーパーGT GT500クラス参戦体制

チーム
Modulo Nakajima Racing(モデューロ・ナカジマレーシング)
マシン(車番)
Modulo CIVIC TYPE R-GT(仮)(#64)
総監督
中嶋悟
チーフエンジニア
加藤祐樹
ドライバー
伊沢拓也/大草りき

2023スーパーGT第8戦もてぎ デモランを行ったホンダ・シビック・タイプR-GT

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