コロナ入院者数 岡山県3週連続増 直近1週間 各種指標軒並み悪化

 岡山県は15日、直近1週間(4~10日)の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。入院者数は158人と前週から70人増えて約1.8倍となったのをはじめ、各種指標が軒並み悪化した。

 入院者数の増加は3週連続。増え幅は2人だった前週、15人の前々週と比べて大きく拡大した。前週ゼロだった重症者が2人になった。感染レベルは専用病床の確保を必要としない「段階0」を維持している。

 県内84の定点医療機関から報告された感染者数は253人(前週182人)で、1医療機関当たり3.01人(2.17人)。年代別では前週と同数だった70代を除いた全年代で増え、40代の35人(21人)が最多、80代以上と20代の各33人(25人と18人)が続いた。

 県保健医療部は人の移動が活発化する年末年始を見据え「感染者が増えれば医療現場の逼迫(ひっぱく)も懸念される。重症化リスクを抑えるワクチン接種などの対策を講じてほしい」としている。

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