陸上自衛隊大津駐屯地（大津市）は15日、部下に暴言を伴う威圧的な指導をしたとして、第4陸曹教育隊に所属する50代の男性3等陸佐を同日から停職6日間の懲戒処分にしたと発表した。
同駐屯地広報室によると、男性3等陸佐は2016年8月から18年3月ごろにかけて、駐屯地で複数の部下の隊員に暴言を吐くなどの威圧的な指導をし、精神的苦痛を与えたという。
自衛隊では昨年9月、元陸上自衛官五ノ井里奈さんが訓練中の性被害を訴えて調査を求めたことなどをきっかけに「特別防衛監察」を実施し、この中で今回のパワーハラスメントが発覚したという。
第4陸曹教育隊長の佐久間博2等陸佐は「このような事案があったことは大変遺憾。引き続き服務指導の徹底を図り、事案の絶無に努めていく」とのコメントを出した。
