盛岡三大麺の特徴で駆け引き オリジナルゲーム「じゃ冷わん」

体験会で「じゃ冷わん」を楽しむ来場者ら

 ボードゲームを制作する盛岡市の有志団体「hacotoki」(ハコトキ、菅原茉莉代表)は、盛岡三大麺を題材に、オリジナルゲーム「じゃ冷(れ)わん」を完成させた。じゃじゃ麺、冷麺、わんこそば。岩手の代表的な食文化に触れる内容で、友人や家族らとさまざまな場で楽しまれそうだ。

 ルールはシンプル。裏向きに並べた肉、辛味、キュウリ、麺など最大54枚の具材カードを神経衰弱の要領でめくり、正しい組み合わせを完成させる。それぞれ必要枚数や点数が異なり、「じゃじゃ麺は(カードを)全部混ぜる」「わんこそばは杯数で競う」などの駆け引きを生みつつ、グルメとしての特徴も知ってもらえるつくりだ。

 9日に発売し、11、12の両日は同市大通のクロステラス盛岡で販売会を実施。買い物客が足を止めて楽しんだ。盛岡市青山の会社員菊地優実さん(24)は体験後にすぐ購入。カラフルなかわいい絵柄にも引かれたといい「三大麺が楽しく分かる。盛岡以外の人とも遊びたい」とほほ笑んだ。

 1650円。同市大通のさわや書店本店と同市加賀野の宿「かわのそば」のオンライン店舗で扱う。23日は同市菜園の「盛岡という星でBASE STATION」で体験販売会を行う。問い合わせは菅原代表(070.1056.8547)へ。

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