名門ボカ・ジュニオルスが日本語「三度の世界王者」をデザインの特別ユニを発表!

アルゼンチン1部のボカ・ジュニオルスとキットサプライヤーのadidasは12日、過去の栄光を讃える「三度の世界王者」ユニフォームを発表した。

このユニフォームは文字通り、世界ナンバーワンを決める試合を3度制したチームの歴史に敬意を表したものだ。

Boca Juniors 2023 adidas Special Edition

ボカ・ジュニオルス 2023 adidas スペシャルエディション ユニフォーム

クラブの歴史を讃えるスペシャルエディション・ユニフォーム。正確なアイテム名はスペイン語で“Camiseta Aniversario Boca Juniors 23”で、ユニフォーム胸部には日本語で「三度の世界王者」とレタリングする。

三度の世界王者、つまり3つの世界タイトルとは、インターコンチネンタルカップ(トヨタカップ)のことである。

日本人にとっても非常にスペシャルなデザインだが、シャツ自体はadidasの一般的なテンプレート。これをボカのユニフォームスタイルそのままに、ブルーとイエローでブロック分けする。

基本的にはファン向けという位置付けのため、23-24シーズンの通常のユニフォームとは異なり胸スポンサーロゴは入らない。

非常にインパクトのある日本語の「三度の世界王者」。これは日本開催のトヨタカップで南米王者のボカが欧州王者を破って優勝したことに対しての歓びを表すものだ。

ボカは過去にもトヨタカップ関連のユニフォームに日本語をデザインしたことがあるが、南米のチームにとって日本で世界一になるということは、それだけ特別な意味を持つことだった。

そこで、日本で世界一になった2つの試合(レアル・マドリー戦、ミラン戦)とユニフォームを簡単に振り返ってみたい。

胸の3つ星に刻んだ数字は、世界一となったタイトルの獲得年。

まだトヨタカップに移行前の1977年インターコンチネンタルカップでは、ドイツの名門ボルシア・メンヘングラートバッハとホーム&アウェイで対戦。2戦合計5-2でボカが初優勝を成し遂げた。

2度目の優勝は2000年で、トヨタカップとしては第21回大会だった。

11月28日に東京・国立競技場で開催されたレアル・マドリーとの試合はマルティン・パレルモが2得点し、ボカが2-1で勝利。1994年のベレス・サルスフィエルド以来6大会ぶりに南米勢が世界一の座を奪還した。

そして3度目にして現時点で最後の優勝は2003年12月14日の第24回大会。前年から会場は横浜国際総合競技場(日産スタジアム)へと変更。この試合ではPK戦の末にミランを破りタイトルを獲得した。

トヨタカップは2004年を最後に廃止となり、2005年からは現在も続くFIFAクラブワールドカップへ継承。今回の「三度の世界王者」ユニフォームは、2023年大会の開幕日に合わせて発表されている。

エンブレムを「前のデザインに戻してほしい」9つのチーム

ボカのファンなら手に入れたい「三度の世界王者」ユニフォーム。アルゼンチンのadidasオンラインストアでは12日に発売となったが、早々と完売したようだ。

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