2024年問題を見据えて宮城県産のセリとイチゴを東北新幹線で東京へ

トラックの運転手不足など物流の2024年問題も見据えた取り組みとして、新幹線による輸送サービスを活用し今が旬の宮城県特産のセリとイチゴが東京まで運ばれました。

JR仙台駅の新幹線ホームに運ばれて来たのは宮城産のセリとイチゴ、約50キロです。上りの東北新幹線やまびこに積み込まれました。

JR東日本が行うこのサービスは、荷物を新幹線で運ぶはこビュンと呼ばれ、仙台駅からセリを運ぶのは初めてだということです。

新幹線による輸送はトラックに比べかかる時間が短く、セリやイチゴといった生鮮食材に適しているほか、渋滞が無いため時間通りに届けられるメリットがあります。

トラックの運転手不足が心配される物流の2024年問題を見据えて、輸送の新たな手段になると期待されています。

JR東日本東北本部マーケット創造ユニット菊池英憲副長「地元の宮城県の食材を首都圏のお客様に新鮮な状態で食べていただきたい。はこビュンを使ってトラックの運転手不足の解消にもつなげていければ」

セリとイチゴは約1時間半かけて上野駅へ運ばれ、宮城産直市で販売されたということです。

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