風評被害の水産業を応援 JA宮城中央会がホタテを共同購入

東京電力福島第一原発の処理水放出で風評被害を受ける水産業を応援しようと、JAがホタテを共同購入しました。

仙台市青葉区で、JA宮城中央会と宮城県漁協の代表が出席してセレモニーが開催されました。

県産の水産物をめぐっては、中国や香港が処理水の放出を受けて輸入を停止するなど風評被害が起きていて、県漁協では現在輸出の主力商品である冷凍ホタテの貝柱160トンを在庫として抱えているということです。

こうした中、JA宮城中央会では水産物を食べて応援しようと宮城県のJAグループ15団体の職員に希望を募り、1箱500グラムのホタテの貝柱2000箱余りを購入しました。

JA宮城中央会佐野和夫会長「同じ第一次産業を営む者として放っておけないという気持ちが一番先に出てきて。一過性ではなくこれからも連携しながら続けていかなければいけない」

県漁協寺沢春彦組合長「食品の安心安全を含め宮城県の水産物、ホタテはおいしいんだということを皆様に理解していただくには本当にいい機会」

会場では、早速購入したホタテが職員に配られていました。

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