那覇市安里の栄町商店街の一部の店舗では15日午後4時過ぎから停電が発生し、午後6時現在復旧していない。停電した居酒屋では懐中電灯とスマートフォンの明かりを利用して営業を続けている。
店には午後6時半から25人の忘年会の予約が入っていたがキャンセルの連絡をしたという。店主の男性（67）は「冷蔵庫も止まり、生ビールも出せない。台風の時も停電しなかったのに、こんなに長い停電は初めて。食品も廃棄になり損失が出るかもしれない」と話した。
那覇市の男性客（76）が「カラオケが歌えなくてつまらない」となげくと、店主の男性は三線取り出して民謡を披露し、「三線は闇夜でも弾ける」と話した。
