劇作家エドワード・オールビーの傑作『動物園物語』牛嶋裕太と諫早幸作による二人芝居

2023年12月15日(金)から17日(日)まで下北沢・スターダストにて上演される、劇作家エドワード・オールビー作による舞台『動物園物語』。
エドワード・オールビーは、『動物園物語』で劇作家デビュー。その後、『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』(1962年)が2年間のロングランで大ヒットし、トニー賞最優秀演劇作品賞やニューヨーク・ドラマ批評協会賞を受賞、映画化もされた。
歴史的な作品に挑む牛嶋裕太と諫早幸作よる二人舞台のゲネプロが15日に実施された。

演劇人がこぞって己の表現の場として選ぶ街、下北沢。その駅前にあるスターダスト。数々の劇団が上演場所にしてきた小屋でキャパは40名ほど。今回の舞台は、スペースの真ん中に芝居場があり、観客は囲むように芝居を見守る形となっている。
作品の舞台は、ニューヨークのセントラル・パーク。ピーター役の牛嶋が中央に設置されたベンチに佇む場面から芝居が始まる。そこに突如現れたジュリー役の諫早。「動物園に行ってきた」とジュリーがピーターに話かけ、のべつ幕なしにおしゃべりを続けるジュリー。その会話が徐々に狂気を帯びて二人の間には緊迫した空気が流れ始めていき、最後は予想もつかない結末を迎えることになる。

ピーター役を演じるのは牛嶋裕太。劇団papercraft 第6回公演『Momotaro』(作・演出:海路)や、映画『宇宙人のあいつ』(監督:飯塚健)などに出演。ジェリー役を演じるのは諫早幸作。劇団東京乾電池公演『十二人の怒れる男』(演出:柄本明)や、映画『almost people』(監督:石井岳龍)に出演。話題作に出演を続ける若手注目俳優の二人が真っ向勝負で傑作として名高い作品に二人芝居として挑んでいる。

<牛嶋裕太コメント>
分からないという事すらも分からなくなる、そんな稽古期間経て、いよいよ開幕を迎えます。観る人によって感想が変わるのは言わずもがなですが、是非とも、お客様それぞれの視点で、2人の困惑を観察していただけると幸いです。

<諫早幸作コメント>
挑戦の舞台。性格も芝居も正反対な2人で何とか作ってきました。わからないことにそれぞれが立ち向かって来ました。いよいよ幕が上がります。演技をします。芝居をします。いろんな方に観ていただけると嬉しいです。

■あらすじ
夏のある日曜日の昼下がり。ニューヨーク市セントラル・パークで読書を楽しむピーターは、見知らぬ男・ジェリーにこう話しかけられる。
「動物園へ行ってきたんです」
その後もジェリーに問われるまま、家族や仕事のことを話してしまうピーター。やがて饒舌なジェリーに辟易し、遂に……。不条理な世界に巻き込まれた常識人を描く。

■公演情報
会場:下北沢 スターダスト
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-19-10 3F(下北沢駅東口から徒歩2分)
日程:2023/12/15(金)〜17(日)
12/15 19:00〜 ※完売
12/16 13:00〜 / 17:00〜
12/17 13:00〜 / 17:00〜
計5公演 ※受付開始は45分前、開場は30分前。
チケット:全席自由席
前売:3,000円 当日:3,500円(※残席がある場合のみのご用意となります。)
■上演時間
約1時間
■チケット
カルテットオンライン:
■公式サイト(LivePocket)

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