リニア開業は2027年“以降”に 開業時期の遅れに「2027年で開通して盛り上がりたかったな」の声も

テレビ愛知

JR東海は14日、これまで2027年の開業としていたリニア中央新幹線について、国への認可申請を行い、開業時期を2027年「以降」に変更したと明らかにしました。

公的な書類で初めて、「以降」という表現を使用しました。

大村秀章 愛知県知事:
「われわれとしてはできるだけ早く、早期に開業してもらうということで、この事業をどんどん進めてもらいたい」

早期開業を期待するのは行政のトップだけではありません。リニアの工事が進む名古屋駅周辺。駅西地区では再開発計画が進みます。

名古屋駅西銀座通商店街 玉樹一浩理事長:
「遅れることに関してはいろんな問題があるでしょうから、仕方ない。ポジティブにとらえると長い時間、いろんなことに携われて準備ができるという面でプラスに受け取るしかない」

オミャーゲ名古屋

一方、オリジナルの名古屋土産を開発・販売する「オミャーゲ名古屋」の店主は「目標がどこに行ったのか分からない」と話します。

お店は2021年にオープン、コロナ禍で観光客の来店が見込めない苦しい状況のなか、2027年のリニア開業に期待して、オープンを決断したと言います。

さらに12月から洋服や缶バッジなど、リニアの関連商品を販売し始めたばかりでした。

オミャーゲ名古屋 店主 堀江浩彰さん:
「率直に言えば、2027年で(リニアが)開通して盛り上がりたかったなというのが一番の気持ち。(2027年)“以降”になってしまったので、目標が遠ざかったのか、どこに行ったのか分からなくなった」

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