恋バナNGの「おでん屋のおっちゃん」、意外なセリフが話題

昭和を代表する大スター・福来スズ子の波乱万丈な人生を描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。12月15日に放送された第55回では、スズ子が通うおでん屋の主人・伝蔵のセリフが話題となった。

マネージャーの五木からのお願いに、思わず天を仰ぐスズ子(趣里)(C)NHK

スズ子(趣里)は、自身の大ファンだという村山興業の御曹司・愛助(水上恒司)に交際を申し込まれる。突然のことに「ちょっと考えさせて」と返事をするスズ子だが、内心は揺れていた。

村山興業を敵に回したくないマネージャーの五木(村上新悟)は強くスズ子の恋に反対する。しかし、おでん屋の伝蔵(坂田聡)に「大事なのはな、おめえの気持ちだろう」と問われたスズ子は愛助のもとを訪ねるのだった。

五木やお付きの小夜(富田望生)から愛助との恋を反対され、年の差や戦時中というご時世もあり、弱気になるスズ子が描かれた今回の放送。そんななか、おでん屋の店主・伝蔵が「変な歌うたってるくせにつまんねえこと気にしやがってよ」「あの野郎は悪い奴じゃないぜ」とスズ子を励ますシーンがあった。

日頃から「恋の話は嫌い」と宣言している伝蔵だけに、SNSでは「ここぞというところでバシッとええこと言うから思わず惚れそうになるじゃないか」「恋バナ禁止だったはずのおでん屋のおっちゃんが、一番の相談相手になってるやん」「女子トーク、いちばん親身になって参加してるおっちゃん」など称賛の声が寄せられている。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。12月18日放送の第56回では、愛助の家を訪ねたスズ子が、村山興業の社員・坂口(黒田有)と愛助の会話を耳にする。土曜日はその週の振り返り。

文/つちだ四郎

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