ドラマ「下剋上球児」に登場する選手のモデルはドラゴンズの岡林勇希選手!? 本人に聞いてみた「その悔しさがあるから今につながっている」

CBCテレビで放送中の日曜劇場「下剋上球児」。17日の最終回を前に、ドラマに登場する選手のモデルが、ドラゴンズのあの選手ではないかと大きな話題となっています。その選手に直撃しました。

「絶対勝つぞー!」

CBCテレビで放送中のドラマ「下剋上球児」。大詰めを迎えていた先週の第9話で
キーマンとなった星葉(せいよう)高校のエース、児玉拓海(こだまたくみ)君のモデルが「ある選手ではないか」と大きな話題になっていました。

それは…ドラゴンズの岡林勇希(おかばやしゆうき)選手(21)。

(ドラゴンズ岡林勇希選手)
「『下剋上球児』というのは僕が実際に高校のときに関わったことが(ある)、本当にすごく関係のあるドラマというか…モデルにしていただいているのはすごく嬉しいことです」

「下剋上球児」は、俳優の鈴木亮平さん演じる、高校教諭の南雲脩司(なぐもしゅうじ)と、廃部寸前だった弱小野球部が「日本一の下剋上」で初めての甲子園出場を目指す、ヒューマンドラマです。

このドラマの原案は、菊地高弘(きくちたかひろ)さんが著者の「下剋上球児」で、実際に夏の三重大会で10年連続、初戦敗退した津市の白山(はくさん)高校が2018年夏に甲子園出場を果たすミラクルストーリーが描かれています。

そんなわけでドラマ「下剋上球児」の舞台はもちろん三重県。おかげ横丁や棚田など三重の美しい景色が度々登場してきました。

原案に出てくる白山高校がある白山町も、ドラマ放送前からポスターや下剋上球児をイメージにしたお弁当などで大盛り上がり。

(白山町の男性)
「白山町を全国の皆さんに知ってもらう…こんなチャンス二度とないなと思って」

実は岡林選手は2018年の夏、菰野(こもの)高校2年生のときに、ピッチャーとして白山高校と対戦しているんです!

当時、岡林選手は5番、ピッチャーでスタメン出場。試合は3対4で白山高校に敗れ、“下剋上”を許していました。

「その悔しさがあるから今につながっている」

(ドラゴンズ岡林勇希選手)
「(自分から)ピッチャーが変わってからポコッと打たれて」

ドラマでは、越山(えつざん)高校が因縁の相手、強豪星葉高校との準決勝を迎え、劇的な勝利。

(ドラゴンズ岡林勇希選手)
「(白山高校に)勝ちきれなかったというのはすごく悔しかったです。その悔しさがあるから今につながっている」

当時の悔しさが、プロ入りしてからの原動力の一つになっていると話す岡林選手。今シーズンはベストナインやゴールデンクラブ賞を獲得するなど目覚ましい活躍を見せています。

(ドラゴンズ岡林勇希選手)
「下剋上は、下から上に這い上がるということなので、そういう気持ちは誰もがもっていると思うので、そういう心を持ちながら見ていただくと、より一層楽しめるんじゃないかなと思います」

ドラマはいよいよクライマックス。「下剋上球児」たちが運命の決勝戦に臨みます。

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