小学生2人が「オーバードーズ」で救急搬送 東京・目黒

 東京都目黒区の小学校で13日、児童2人が校内に持ち込んで薬を過剰に摂取して体調不良となり、病院に救急搬送されていたことが分かった。2人とも命に別状はないという。

持ち込んだのは複数の市販薬

 警察によると、今月13日、東京・目黒区の小学校に通う女子児童2人が、持ち込んだ複数の種類の市販薬を過剰に摂取し体調不良を訴えた。2人は救急車で病院に運ばれたが命に別状はなく、すでに回復しているという。

 一部の若者の間では近年、多幸感を得る目的などで市販薬を過剰摂取する「オーバードーズ」が流行しており、14日には足立区で市販のせき止め薬を過剰摂取したとみられる若い女性が意識不明の状態で搬送されている。当然ながら、市販薬に限らず薬を用法用量を守らずに大量摂取すると、意識障害や臓器不全を招く恐れがあり非常に危険だ。

 こうした事案がここ数ヶ月で相次いでいるため、厚生労働省は乱用防止に向け市販薬を販売する際の規制強化を検討している。

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