深夜の米原発しらさぎ65号が運行終了、臨時快速に 北陸新幹線ダイヤ改正でJR西日本

北陸新幹線金沢―敦賀間開業に伴うダイヤを発表するJR西日本金沢支社の漆原健支社長=12月15日、石川県金沢市の同支社

 来年3月16日からの北陸新幹線のダイヤ改正に伴い、JR西日本は福井方面行きの特急「しらさぎ」の最終列車の運行を終了し、代わりに米原―敦賀間で臨時快速列車を運行する。敦賀―福井間は同日開業するハピラインふくいが快速列車を運行し接続するため、米原経由で東京から福井に戻る場合の最終の新幹線、午後8時21分発ののぞみは今後も利用できる。

 運行を終了するのは、米原で東海道新幹線と接続するしらさぎ65号。午後10時48分に米原を出発し、同11時16分敦賀着、同11時52分に福井に到着する。

⇒北陸新幹線のダイヤ改正の内容

 代替として米原―敦賀間で運行する臨時快速列車は米原発の時間は同じで、敦賀着は同11時20分。接続するハピラインふくいの快速列車は、敦賀発が午後11時半ごろ、福井着が翌午前0時10分ごろとなる見通し。しらさぎ65号より約20分遅くなる。

 また、JR西は、午前6時33分敦賀発米原行きのしらさぎ52号の運行も終了する。代わりに運行する臨時快速列車は、同6時31分敦賀発で米原着の時間は変わらない。

 深夜、早朝のしらさぎの運行終了について、JR西金沢支社の漆原健支社長は12月15日の会見で「利用が少ないこともあり、いったん臨時列車という形で運行する。(臨時列車の運行については)開業後の利用状況を見極めていきたい」と話した。

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