ロイヤルズがレンフロー獲得 2年1300万ドルで契約合意との報道

積極的に投手補強を進めている今オフのロイヤルズだが、打線の強化にも着手した。日本時間12月16日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、ロイヤルズは9月下旬にレッズを解雇されてFAとなっていたハンター・レンフローと2年1300万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。ロイヤルズは成長が楽しみな若手を多く抱えているものの、実績のある野手が不足気味。メジャー通算177本塁打の実績を持つレンフローは、サルバドール・ペレスやボビー・ウィットJr.とともに打線の中軸を担うことになりそうだ。

現在31歳のレンフローはパドレス時代の2019年に33本塁打、レッドソックス時代の2021年にも31本塁打を放ったことがあるパワーヒッター。今季はエンゼルスとレッズで合計140試合に出場し、打率.233、20本塁打、60打点、OPS.713を記録した。メジャー定着を果たした2017年以降、短縮シーズンの2020年を除くと、毎年20本塁打以上を放っている長打力が光る。また、メジャー屈指の強肩を誇る右翼手としても知られており、2021年には自己最多の16補殺をマークした。

2年間で1300万ドルが保証される契約となっているが、2025年は年俸750万ドルの選手オプションのため、レンフローは来季終了後にオプションを破棄してFAになることができる(実質的なオプトアウト権)。選手オプションを破棄した場合、100万ドルのバイアウトが発生するため、レンフローは来季の年俸550万ドルと合わせて650万ドルを得ることができる。また、毎年50万ドルの出来高が設けられていることも明らかになっている。

ロイヤルズの外野陣は、今季148試合で16本塁打のMJ・メレンデスや同40試合で14本塁打のネルソン・ベラスケスが両翼のレギュラー候補だが、正中堅手候補のカイル・イズベルとドリュー・ウォーターズも含め、確固たるレギュラーはいない状況。実績十分のレンフローは右翼のレギュラーとして多くの出場機会を得ることが予想される。ロイヤルズにとってはシーズン30本塁打を期待できる貴重なパワーヒッターであり、やや低調だった今季からの巻き返しが期待される。

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