積極補強のロイヤルズ 今季14勝のワカと2年3200万ドルで契約合意

積極的な補強を見せているロイヤルズがさらなる補強に動いた。日本時間12月16日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、ロイヤルズはパドレスからFAとなっていたマイケル・ワカと2年3200万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。ハンター・レンフロー、ギャレット・ハンプソン、セス・ルーゴ、ウィル・スミス、クリス・ストラットンらを次々に獲得しており、ワカとの契約合意により、FA市場に投入した総額は1億ドルを超えた(選手オプションを含む)。

現在32歳のワカはカージナルス時代の2015年に自己最多の17勝をマーク。2017年に2度目の2ケタ勝利(12勝)を挙げたあと、故障や不振で低迷が続いていたが、2022年にレッドソックスで復活を遂げ、5年ぶりの2ケタ勝利(11勝)を記録した。今季はパドレスで24試合に先発して134回1/3を投げ、14勝4敗、防御率3.22、124奪三振をマーク。シーズン終了後、パドレスが2年3200万ドルの球団オプションを破棄し、ワカも選手オプションを破棄してFAとなったが、パドレスが破棄したオプションと同額でロイヤルズと契約することになった。

契約条件の詳細は、2024年と2025年はそれぞれ年俸1600万ドル。ただし、2025年は選手オプションとなっているため、ワカはオプションを破棄してFAになることができる(実質的なオプトアウト権)。また、それぞれのシーズンに50万ドルの出来高が設けられているようだ。

今オフのロイヤルズは積極的な補強を見せており、先発投手の補強は3年4500万ドルで契約したルーゴに続いて2人目。これで8月の月間最優秀投手に選ばれたコール・ラガンスを軸に、新加入のワカとルーゴ、現有戦力のブレイディ・シンガーとジョーダン・ライルズが並ぶ、まずまずの先発ローテーションが形成されることになった。

ロイヤルズはすでにFA市場に1億ドル以上を投入。ワカに2年3200万ドル、ルーゴに3年4500万ドルの契約を与えたほか、レンフローには2年1300万ドル、スミスには1年500万ドル、ストラットンには2年800万ドル、ハンプソンには1年200万ドルを提示し、総額1億500万ドルのFA補強となっている。

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