レンジャーズに痛手 シャーザーがヘルニア手術で来季開幕絶望に

日本時間12月16日、レンジャーズのクリス・ヤングGMはマックス・シャーザーが椎間板ヘルニアの手術を受けたことを公表した。ヤングGMによると、シャーザーは痛みに対処するためにいくつかの治療法を試したものの、いずれも上手くいかなかったため、手術に踏み切ったという。正確な復帰時期については言及を避けたが、シャーザーの2024年シーズンの初登板は少なくとも6月、場合によっては7月までずれ込む可能性があるとの見解を示した。ワールドシリーズ連覇を目指すレンジャーズにとっては大きな痛手となる。

現在39歳のシャーザーはメジャー16年目の今季、メッツとレンジャーズで合計27試合に先発して152回2/3を投げ、13勝6敗、防御率3.77、174奪三振を記録。右の大円筋を痛め、9月中旬に故障者リスト入りしてリーグ優勝決定シリーズから復帰したが、ワールドシリーズ第3戦は背中の張りによって早期降板し、そのままロースターから抹消されていた。

シャーザーは「オフシーズンを過ごすフロリダの家に戻ったあと、背中の違和感はどんどん悪化していた。椎間板ヘルニアという診断を受け、複数の専門医に会っていくつかの治療法を試したが、最終的には手術を勧められ、手術を受けることを決めた」とのコメントを発表。「今手術を受けることによって、2024年シーズン中にレンジャーズのために投げるチャンスを得られる。リハビリに取り組み、来年の夏頃に復帰できるのを楽しみにしている」と前向きな姿勢を示した。

シャーザーの離脱により、暫定的なレンジャーズの開幕ローテーションはネイサン・イオバルディ、ジョン・グレイ、デーン・ダニング、アンドリュー・ヒーニー、コディ・ブラッドフォードという顔ぶれに。シーズン途中からシャーザー、ジェイコブ・デグロム、タイラー・マーリーが戦列復帰する予定だが、今オフ中に先発投手の補強に動く可能性もある。なお、ヤングGMは実績のある先発投手の補強に動く可能性を問われ、「その可能性を排除するつもりはない」と語っている。

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