淡路島産の野菜でサラダ多彩に 来年3月まで「フェア」開催 23店が趣向凝らした24品提供

自慢のサラダメニューを紹介する店主ら=南あわじ市八木養宜上

 オール淡路島産の野菜を使ったメニューが味わえる恒例の「島サラダフェア」が、島内の飲食店やホテルで開かれている。今回は23店舗が参加し、趣向を凝らした24品を用意した。店主らは「ふんだんに使った旬の島野菜を味わってほしい」と売り込んでいる。来年3月21日まで。(西竹唯太朗)

 同フェアは、兵庫県南あわじ市が事務局を担う協議会などが主体となり、2019年から続けてきた。淡路島では、知名度が高い地元産のタマネギのほかにも、多様な野菜や果物が栽培されていることをアピールするため、例年11月ごろから3月まで催している。

 今回のフェアに合わせ、参加店のうち8店が報道向けにメニューを披露した。

 初参加のホテルアナガの日本料理店(南あわじ市)は、冬に旬を迎える淡路島3年とらふぐを使った「冬仕立ての島サラダとサントラチップス」を考案。レタスや乾燥させたトマト、スダチ、ゆでた落花生などの上に、油で揚げたフグの皮と身をちりばめた。志村彰彦副料理長(46)は「『サントラ』は3年とらふぐの略称。パリパリの食感を楽しんでほしい」と胸を張った。

 同じく初めて参加する飲食店「牛と米」(南あわじ市)が提供するのは「玉ねぎ釜のローストビーフサラダ」。丸ごと蒸したタマネギの中心部をくりぬき、中にサツマイモのサラダを詰め込んだ。周囲を彩るのはカラシナ。『ピリッ』とした辛さで味に変化を付ける。相田格里店長(28)は「淡路牛のローストビーフは自家製。ドレッシングも3種類あるので味わって」と話した。

 期間中、旬に合わせて使う野菜が変わる店もある。参加店など詳細は「島サラダフェア」のホームページで。

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