年賀状受け付け開始 新年への思い込め投函/青森西郵便局でセレモニー

思いを込めた年賀状を投函する園児たち=15日午前、青森西郵便局

 2024年用の年賀状の受け付けが15日、全国一斉に始まった。青森市石江岡部の青森西郵便局でも市民が朝から列を作り、友人や知人ら宛てに新年への思いをしたためた年賀状を専用ポストに投函(とうかん)した。

 同局では午前9時ごろ、長年にわたって年賀状の発売日と受付日に一番乗りを果たしている同市本町5丁目の石川タミさん(83)が40枚を投函。今年は友人に車で送ってもらい、午前7時前には到着したといい「一番乗りが目標だった。年賀状は生活の一部。今の自分の生活を相手に分かってもらいたくて書いている」と笑顔を見せた。

 投函に先立つセレモニーでは、同局の小野寺政勝局長が「年賀状は大切な方への一年で最初の贈り物。皆さんの思いを託して出してほしい」と述べ、確実な配達を約束した。同市の「こども園あおもりよつば」の園児たちが元気いっぱいに歌を披露し、花を添えた。

 同局によると、年賀状は25日までに投函すれば元日に配達されるという。販売期間は1月10日まで。

© 株式会社東奥日報社