ロイヤルズがオリバレスをパイレーツへ放出 今季12本塁打の外野手

日本時間12月16日、ロイヤルズはパイレーツとのトレードが成立したことを発表した。ロイヤルズはエドワード・オリバレスを放出し、パイレーツからマイナーリーガーのデイビス・ナダルを獲得。ハンター・レンフローとの契約が合意に達したため、レンフローと同じ外野手のオリバレスを放出し、クリス・ストラットン獲得を正式発表するためにロースター枠を空けた形となる。ロイヤルズがロースター枠の確保のためにトレードを敢行するのは、前日のテイラー・クラーク放出に続いて2日連続となった。

現在27歳のオリバレスはベネズエラ出身の外野手。メジャー4年目の今季は自己最多の107試合に出場し、打率.263、12本塁打、36打点、11盗塁、OPS.769をマークした。来季は正左翼手候補として期待されていたが、ロイヤルズがレンフローを獲得したことでレギュラーの座を失い、余剰戦力として放出されることに。新天地パイレーツではジャック・スウィンスキー、ジョシュア・パラシオスといった左打ちの外野手とプラトーンで起用されることが予想される。

ロイヤルズが獲得したナダルはドミニカ共和国出身の21歳の外野手で、今季はマイナーA級で101試合に出場して打率.212、8本塁打、39打点、33盗塁、OPS.721を記録。打率は低いが、318打席で48四球を選んでいるため、出塁率は.344と悪くない。メジャー昇格のためには105三振を喫した打撃の確実性アップが求められるだろう。

今オフのロイヤルズは積極的なFA補強を見せており、ウィル・スミス、セス・ルーゴ、ストラットン、レンフロー、マイケル・ワカらを次々に補強。ルーゴ獲得を正式発表する直前には、今季58試合に登板したクラークをブリュワーズへ放出してロースターの枠を空けた。今回のオリバレス放出もストラットン獲得を正式発表するための措置であり、まだレンフローとワカの獲得は正式発表されておらず、さらなる動きがありそうだ。

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