ブルペン補強を狙うカージナルス ネリス、松井、メイトンらに興味

すでにソニー・グレイ、カイル・ギブソン、ランス・リンを獲得して先発の頭数を揃えたカージナルスは、続いてブルペンの補強に着手している。すでにタイラー・オニールとのトレードでレッドソックスから2投手を獲得したが、まだブルペンの補強は完了していない。地元紙「セントルイス・ポスト=ディスパッチ」のデリック・グールド記者によると、カージナルスはアストロズからFAとなったヘクター・ネリスに興味を示しているようだ。海外FA権を行使した松井裕樹との面会を実施したことも明らかになっている。

グールド記者によると、カージナルスはネリス獲得について、少なくとも球団内部での議論を行っているという。すでにネリス側と接触しているかどうかは不明だが、獲得候補の1人となっていることは間違いなさそうだ。現在34歳のネリスは今季アストロズで71試合に登板し、6勝3敗2セーブ、31ホールド、防御率1.71の好成績をマーク。フィリーズ時代にはクローザーの経験もあり、2019年には自己最多の28セーブを挙げている。

一方、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は、カージナルスが日本時間12月15日にセントルイスで松井との面会を済ませていたことをリポート。以前から松井への関心は報じられていたが、獲得に向けて行動を開始しているようだ。現在28歳の松井は今季59試合に登板して2勝3敗39セーブ、8ホールド、防御率1.57をマーク。シーズン終了後、メジャー移籍を視野に入れて海外FA権を行使した。

また、グールド記者はカージナルスがフィル・メイトンにも興味を示していることを伝えている。現在30歳のメイトンはネリスとともにアストロズでプレーしていた右腕で、今季は自己最多の68試合に登板して4勝3敗1セーブ、10ホールド、防御率3.00を記録。3年連続で65試合以上に登板しているタフさが光る。

カージナルスのブルペンは、クローザーのライアン・ヘルズリーとセットアッパーのジオバニー・ガイエゴスを除くと、開幕ロースター入りが濃厚と言えるのは今季27試合で防御率3.68を記録し、マイナー・オプションが切れている左腕ジョジョ・ロメロくらい。経験不足の若手が多く、今オフの補強によるアップグレードを目指している。

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