パイレーツがマカッチェンとの再契約に向けて交渉中 地元紙報道

パイレーツは今季6年ぶりにチームに戻ってきたアンドリュー・マカッチェンとの再契約に向けて、交渉を加速させているようだ。地元紙「ピッツバーグ・ポスト=ガゼット」のジェイソン・マッキー記者は、早ければ週明けにも正式に再契約が結ばれる可能性があることを報じている。パイレーツの看板選手として活躍していたマカッチェンは、ジャイアンツ、ヤンキース、フィリーズ、ブリュワーズを経て、今季6年ぶりにパイレーツへ復帰。ベン・チェリントンGMは今季終了後、再契約に向けて動いていく方針であることを明らかにしていた。

現在37歳のマカッチェンは2013年のMVPをはじめ、オールスター・ゲーム選出5度、シルバースラッガー賞4度、ゴールドグラブ賞1度など、2009~17年のパイレーツ時代に素晴らしい活躍を見せたスター選手。6年ぶりの古巣復帰となった今季は、112試合に出場して打率.256、12本塁打、43打点、11盗塁、OPS.776をマークしたが、9月に左アキレス腱を部分断裂し、通算300本塁打まであと1本のところでシーズン終了となった。

今季のマカッチェンは指名打者として97試合にスタメン出場し、外野手としてのスタメン出場は7試合(すべて右翼)だけだったが、パイレーツは後任となる指名打者が不在のため、マカッチェンが入るためのポジションは空いている。通算300本塁打を達成するであろう来季が現役最後のシーズンとなる可能性もあり、パイレーツが2010年代のチームを象徴するスター選手との再契約に前向きであるのは当然とも言える。もちろん、若手が多いチームのなかで、純粋な戦力というだけでなく、若手にいい影響を与えるリーダーとしての期待も大きい。

パイレーツの来季のペイロールは現時点でわずか5900万ドルにとどまっており、今季終了時点の7000万ドルと比較してもまだ余裕がある。今季のマカッチェンの年俸は500万ドルだったが、それに近い条件で再契約するだけの資金的余裕は十分に残されており、再契約に向けた動きはスムーズに進むだろう。なお、チェリントンGMはウィンター・ミーティングで「来季のペイロールは今季を超える見込み」と話しており、マカッチェンとの再契約のあと、さらなる補強を行うことになりそうだ。

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