ぎゃうポーズ(ぎゃうぽーず)

「ぎゃうポーズ」の意味

「ぎゃうポーズ」(ぎゃうぽーず)とは、手のひらを裏返しにして、顔の前に掲げるポーズ。
女子高生を中心に、プリントシール写真などの撮影時に使用されるポーズとして人気になっている。同ポーズは、10代~20代女性向けトレンドメディア「Trepo(トレポ)」が集計した2022年下半期のZ世代トレンド調査をもとにした「2022年下半期Z世代トレンドランキング」で「プリクラポーズ部門」の第1位を獲得している(※1)。

「ぎゃうポーズ」の由来・語源

「ぎゃうポーズ」の「ぎゃう」とは、「ギャル」のことである。
ファッション雑誌「egg」のモデルである(以下敬称略)ぴと・あやかてぃーん・きぃりぷの通称「強め三姉妹」が生み出した言葉で、意味自体はそのまま「ギャル」であるが、「ギャルの進化系」であるとしている。発音する際に「ぎゃうー」と伸ばして発音することで自然とアヒル口になり、写真が激盛れするとされている。
なお、2019年には同誌の「egg流行語大賞2019」で第1位を獲得している(※2)。

過去の「egg流行語大賞」では、「タピオカドリンクを飲む」を意味する「タピる」、「好きピープル(好きな人)」を略した「すきぴ」といった用語のほか、同意を意味する「それな」や悲しいことを意味し、一大ブームを起こした「ぴえん」など、一般的にも使用されている言葉も登場している。

また、2018年に放送されたテレビ番組「相席食堂」で元プロレスラーの長州力氏が、自身が食した帆立のあまりのおいしさに「食ってみな、飛ぶぞ」と発言したことがギャルの間で大流行。その後、2020年の「egg流行語大賞」で「飛ぶぞ」が6位にランクインし話題になった。

「ぎゃうポーズ」の活用

「ぎゃう」が流行した時点で、Instagramでの「#ぎゃう」は5000件を超える投稿が確認されていた。「ぎゃうポーズ」の流行に伴い、さらに「#ぎゃう」の投稿数は増加し、約5.9万件をに超えてている。
さらにTikTokでは「#ぎゃう」がつけられた投稿は約1億4900回視聴されている。

こうしたポーズはアイドルとのツーショットで使用されることも定番であるが、そういった場合以外でもアイドルのオフショット写真などで登場し、「尊すぎる」「急なぎゃうポーズで癒された」「かわいいでしかない」とファンの心を動かしている。

また、ポーズ自体のかわいさからアニメ・漫画キャラクターのファンアートのテーマとして描かれる場合もある。

・「〇〇がぎゃうポーズしてるとこ描いてほしいです……」
・「〇〇のぎゃうポーズ尊すぎるんだが……ええ……」
・「サイト開いたらいきなり〇〇のぎゃうポーズでてきて(かわいすぎて)心臓に悪い」

※1
「2022年下半期Z世代トレンドランキング」2022年12月1日発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000082823.html

※2
「egg流行語大賞2019」2019年11月29日発表
https://eggegg.jp/2019/11/29/egg/

ぎゃう(ぎゃう)

ギャルピ(ぎゃるぴ)

ギャルベ(ぎゃるべ)

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