ロシアに「中立選手いない」 IOCの五輪参加容認非難

共同通信のインタビューに応じるウクライナのビドニー青年スポーツ相代行(共同)

 【キーウ共同】ウクライナのビドニー青年スポーツ相代行は14日、国際オリンピック委員会(IOC)がロシアとベラルーシの選手についてパリ五輪へ個人資格の中立選手として参加を認めたことに関し「無責任でロシアに押し付けられた決定だ」と非難した。「ロシアには中立な選手は存在しない」と指摘し、IOCに決定を覆すよう要請すると訴えた。

 首都キーウ(キエフ)で共同通信のインタビューに応じた。IOCが決定を変更しない場合、ウクライナが選手団をパリへ派遣しない可能性は残っていると主張。今後の対応を注視しながら、来年春ごろまでには選手を送るかどうか最終決定したいとの考えを示した。

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