自見万博相が「リング」視察 「迫力あり、日本美も」

万博会場予定地の視察を終え、取材に応じる自見万博相=16日午後、大阪市

 自見英子万博相は16日、大阪市の人工島・夢洲にある2025年大阪・関西万博会場予定地を訪れ、建設中の木造巨大屋根「リング」を視察した。完成すれば世界最大級となる木造建築を「間近で見ると迫力があり、日本の美もある。万博の理念のシンボルになると確信した」と評した。

 自見氏はリングの屋上に上り、会場を見渡した。約1500本の樹木が植えられる「静けさの森」の予定地や、整備中の大阪メトロ中央線夢洲駅も確認。視察後、記者団に「リングは来場者の動線や停留スペース、熱中症対策などさまざまな機能がある」と強調した。

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