白馬村 土砂が住宅に流れ込む 全壊2軒・半壊1軒 住民の避難続く【長野】

提供:北アルプス広域消防本部

16日早朝、白馬村で土砂災害があり、土砂や泥水が住宅地に流れ込みました。現在も住民の避難が続いています。

午前7時ごろ撮影された映像です。建物のすぐ近くを茶色く濁った水が川のように流れています。

■動画を撮影した石崎慎一さん
「妻に起こされて気付いたんですが、午前6時前ぐらいに『岩が転がってくるような音を聞いた』というので…(目の当たりにして)呆然とした…ここがこんなになってしまうのか」

土砂災害があったのは白馬村のみそら野地区です。午前5時40分、山の沢筋で土砂崩落が起き、土砂と水が道路や住宅地へ流れ込みました。村は一部世帯に避難指示を出しました。土砂が流れ込み身動きが取れなくなった住民は消防のボートやヘリコプターで救助されました。確認されている被害は建物の全壊が2軒、半壊が1軒。床上浸水の被害も出ています。また自宅に戻ることができない15世帯37人が村が手配した宿泊施設に泊まり一夜を過ごすことになります。

提供:北アルプス広域消防本部

長野地方気象台によると白馬村では午前7時までの24時間で65.5ミリの雨が降り、地盤が緩んだ可能性があるということです。

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