ロシアICBM、東シベリア配備 最新重量級の「サルマト」

ロシア北部アルハンゲリスク州で行われた次世代型ICBM「サルマト」の発射実験=2022年4月(ロシア国防省提供・タス=共同)

 ロシアのカラカエフ戦略ミサイル部隊司令官は16日付のロシア国防省機関紙「赤い星」(電子版)のインタビューで、最新の重量級大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」が近く東シベリア・クラスノヤルスク地方の南西ウジュルの部隊に実戦配備されると述べた。

 サルマトはミサイル防衛(MD)網を突破して米国本土を攻撃できるとされる次世代型ICBM。ウクライナ侵攻で対立を深める米国をけん制する狙いとみられる。

 国営宇宙開発企業ロスコスモスのボリソフ社長は今年9月、サルマトが実戦配備されたと述べたが、配備場所には触れていなかった。

 サルマトは射程約1万8千キロ。10個以上の弾頭運搬が可能とされる。

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