ココアを飲むことで認知症が予防できる可能性があることが分かってきた。このほど米国の研究で、65歳以上の人々がココアから抽出されたサプリを毎日摂取したところ、思考テストの結果が良くなることが判明。ただ、その効果は質の低い食事をしていた場合に限られたそうだ。
ボストンを拠点とするマサチューセッツ総合病院とブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究者らが、65歳以上の573人の対象に、ココアのフラバノールを500ミリグラム含むか、もしくはプラシーボ（偽）のサプリを毎日与えた。
最後に認知能力のテストを実施したところ、習慣的に質の低い食事をしている人々にココアの効果が見られたという。
今回の研究は、認知症発症リスクに直接関係したものではないものの、これまでに認知機能の衰退により認知症のリスクが高まることは知られている。
（BANG Media International／よろず～ニュース）
