「竜」舞い降りる 巨大地上絵 ひたち海浜公園 茨城・ひたちなか

地上に舞い降りた竜をイメージした地上絵=ひたちなか市馬渡

茨城県ひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園で16日、2024年の干支(えと)「辰(たつ)」の巨大地上絵が公開された。家族連れなどは大観覧車から勇壮な姿を楽しんでいる。

縦約30メートル、横約36メートルの地上絵は、天から舞い降りる竜をイメージし、躍動感があふれる。チョークで下絵を描いた後、刈取り後の約600株のコキアや松ぼっくり、今年の新素材として約200本のパンパスグラスなどを敷き詰め、作り上げた。

中央には、地上の守り神となる竜と大願成就を重ね、「成」の1文字が描かれている。海浜公園の地上絵制作は2008年から続く年末年始の風物詩。今年で15作品目となる。担当者は「地上絵は大観覧車から全景を楽しむことができ、角度によって竜の表情が変わるので楽しんでほしい」と話した。展示は来年1月8日まで。

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