〈動画あり〉西武・滝澤夏央選手 三郷の後輩と交流 キャッチボールし助言

滝澤選手(前列中央)と三郷タイフーン現役やOBの中学生メンバー

埼玉西武ライオンズの滝澤夏央選手(20、関根学園高出)が16日、園児から小学6年生まで7年間在籍していた幼年野球チーム「三郷タイフーン」を訪ね、後輩たちと交流、楽しいひとときを過ごした。

当時の監督で現在はチームGMの布施修さん(68)によると、2012年、チームが初めて全日本学童野球大会県予選に出場した時に3年生で三塁を守り、小柄ながら機敏な動きで注目された。6年生の時に投手と遊撃手を担い、同シーズンは3大会で優勝し、上越市学童野球連盟高田ジュニアリーグから最優秀選手賞を受けた。

1年ぶりとなる交流会は同選手の母校、和田小体育館でチームの練習前に行われ、現役メンバーやOBの中学生計24人と代わる代わるキャッチボール。滝澤選手は「ナイスボール」と声をかけた。

質問タイムでは打撃の意識を問われ、「常にセンター返しの意識。また、打席前に状況を頭に入れ、どういうバッティングをするか考えること」とアドバイス。小学校の時の放課後の過ごし方は「友達と遊んで、お父さんが帰ってきたらグラウンドでキャッチボールやノックをした」と、好きな野球を率先していたことを説明した。

チームを代表し、小山陽菜さん(大手町小5年)が花束を贈呈。主将の大坂梓朗(しお)君(同5年)が「夏央選手は足を生かしたバッティングや守りがすごく格好いい。きょう教わったことを生かしていきたい」と感謝の言葉を述べた。

終了後、滝澤選手は「みんな元気で、僕も元気をもらった。僕が三郷タイフーンのみんなに憧れてもらえる存在になれるように頑張りたい」と、後輩との交流に心を新たにした様子だった。

後輩たちの前で守備の構えの実演も

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