【ノア】13年越しに巡り合った運命の一戦! 飯伏幸太との戦いに向け、丸藤正道は何を想う!?

プロレスリング・ノアが2024年1月2日(火)に開催する「ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2024」東京・有明アリーナ大会のメインイベントで、飯伏幸太とシングルマッチを戦うことが決定した丸藤正道に話を聞いた。

過去に2度、実現しかけては流れたこの幻の一戦。ついに実現することになったが、当事者である丸藤正道は一体何を想うのか。

【丸藤正道インタビュー】※NOAH公式YouTubeより

——過去に2度中止になったカードが十数年の時を経て実現することになりましたが、改めて今の気持ちをお聞かせください。

丸藤「このプロレス界って巡り会わせみたいなものがあって。彼と試合が決まっている中でお互いのケガで流れてしまう状況が生まれ、その時を経て彼は主戦場を海外に移す中で “あぁ、もうやることはないのかな” っていう風に思っていたんですけど、また会うことになって自分の中では非常にワクワクしていますね」

——改めて飯伏幸太選手の印象を教えてください。

丸藤「なんだろう?プロレス少年がそのまま大きくなった感じでもあり、自分が思い描いているプロレスというものを、そのまま表現できる数少ないレスラーなんじゃないかなと思いますね。僕も結構、こんなプロレスをしたら面白いんじゃないかなって思いついたりして、それを試合に反映させている。そういった意味ではちょっと同じ匂いはしますね」

——お互いに40歳を超え、どのような戦いになるとお考えでしょうか?

丸藤「もちろん20代、30代の時にしかできない戦いもあったと思うんですけど、40代にしかできない戦い、そしておそらく50歳になってしまったら戦うことができない、という点ではこの40代で戦えるというのは、非常に味のある試合ができるんじゃないかと思っています」

——飯伏戦選手のインタビュー(NOAH公式YouTube)で、飯伏選手がこの試合について語っていましたが、ご覧になりましたでしょうか?

丸藤「はい、拝見させていただきました。より楽しみになりましたし、彼のそういう気持ちを僕以上に、ファンの方たち、この試合を楽しみにしてくれている人たちは、彼のそのコメントを見て、より1月2日というものを迎えられるというのが楽しみになっていると思っているので。なので、その日を迎えるまでにこの試合に対してみなさんが気持ちを入れて当日を迎えられるか、という点で本当にとても素敵なコメントを出してもらえたんじゃないかなと思います」

——1.2有明アリーナ大会のメインイベントで戦う事についてはどう感じておられるでしょうか?

丸藤「正直言えば何試合目でもいいんですよ。いいんですけども、メインイベントというところに位置付けられた意味。あとは、うちらですらも分かってない“終わったら何かが起きるかもしれない”、“起こさなきゃいけない”のかもしれないですけど、観てくれているファンの人たちがその大会を満足してくれればいいと思っているので。

GHCの試合に関しては本当に素敵な、素晴らしい試合をしてほしいと思っているし、俺たちも負けないような試合をするつもりでいるんで。お互いがしっかり最高のプロレスをすれば、俺はその興行というものが成功すると思っているんで。もう細かいことは言わずに、俺は決められたからにはしっかり試合をするのみ」

——丸藤選手から見て、ファンの皆さんはこの試合をどのようにみると思われますか?

丸藤「時代の流れというもので、おそらくプロレスの見方も変わってきてしまっていると思うんですけど、何を見たいかですよね、そもそも。好きな選手の試合、好きな選手の技、そういうものを俺は観たいと思ってプロレスラーになったので。何を言っているんだと思う方もいるかもしれませんが、俺はプロレスはリングの上が一番大事だと思っているので。是非ともリングの上を楽しんで欲しいなと思います」

——以前、“5年以内に引退する”との発言がありましたが、その真意を教えてください。

丸藤「おそらく自分のコンディション的にも、丸藤というものを変化させながらこの25年やってきて。それが40年、50年となると、変化させても丸藤というものを見せられなくなるんじゃないかなって思っているんです、自分で。まだ、現時点では変化をさせながらプロレスを楽しんでもらえる状況だとは思っているので。それができるのが、もしかしたら5年ぐらいかなっていう」

——25周年記念試合のウィル・オスプレイ選手との激闘はものすごいものでした。あの試合を見る限り、まだまだできるのではないかと感じてしまいますが。

丸藤「ありがとうございます。でも、あれでも変化をさせた丸藤でのプロレスであって。おそらく10年前、15年前だったらもっと違うプロレスをオスプレイとしていたと思うし。まぁ楽しんでいただけたという点では、今の丸藤のプロレスはまだ受け入れてもらえる状況」

——例えば5年後に、“あと5年かな?”と言う形で引退延期などの可能性はあるのでしょうか?

丸藤「そういう俺にもちょっと期待しています」

——プロレスラーの引退について丸藤選手はどのようにお考えでしょうか?

丸藤「ある程度はやっぱり、人にわからない部分というものは必ずあって。自分が一番わかっていなくちゃいけない部分だと思うので。まぁそれを今回、口にする形にはなりましたけど、おそらく他のレスラーも自分の中ではある程度持っていると思いますよ。それが一つの、応援してくれている人の夢を壊してしまうのかもしれないし、もしかしたらその時まで一生懸命応援するって言ってくれる人もいるかもしれないし。それは分からないですけど」

——ありがとうございます。では最後に1.2有明アリーナ大会へ向けた意気込みをお願いいたします。

丸藤「飯伏君と試合をするからには、皆さんに楽しんでもらえるようなプロレスをしっかりしたいと思いますので。楽しみにしててください、それしかないですね」

【大会詳細】
「ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2024」
・日時:2024年1月2日(火)開場 13時30分 / 開始 15時00分
・場所:東京・有明アリーナ

【全対戦カード】

<第11試合 メインイベント・スペシャルシングルマッチ/DESTINY2024>
丸藤正道 VS 飯伏幸太

<第10試合・GHCヘビー級選手権>
(王者)拳王 VS 征矢学(挑戦者)
※第43代王者の初防衛戦となります。

<第9試合・タッグマッチ/NOAH&NJPW vs HOUSE OF TORTURE>
清宮海斗 大岩陵平 VS EVIL 高橋裕二郎

<第8試合・GHCジュニアヘビー級選手権>
(王者)ダガ VS Eita(挑戦者)
※第54代王者の2度目の防衛戦となります。

<第7試合・タッグマッチ/WRESTLING SYMPHONY>
ザック・セイバーJr. 小川良成 VS 棚橋弘至 HAYATA

◉Intermission◉

<第6試合・シングルマッチ/佐々木憂流迦プロレスデビュー戦/Road to PRO WRESTLER>
杉浦貴 VS 佐々木憂流迦

<第5試合・タッグマッチ/愚零闘咲夜降臨>
愚零闘咲夜 野崎渚 VS 梅咲遥 高瀬みゆき

<第4試合・シングルマッチ/NOAH vs NJPW>
潮崎豪 VS 小島聡

<第3試合・シングルマッチ/NOAH vs NJPW>
マサ北宮 VS 石井智宏

<第2試合・6人タッグマッチ/International Sensation>
ジェイク・リー ジャック・モリス アンソニー・グリーン VS イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. ヴィニ―・マッサーロ タイタス・アレクサンダー

<第1試合・GHCジュニアヘビー級タッグ選手権3WAYマッチ>
(王者)ドラゴン・ベイン アルファ・ウルフ VS YO-HEY タダスケ(挑戦者) VS ニンジャ・マック アレハンドロ(挑戦者)
※第58代王者組の2度目の防衛戦となります。

<ダークマッチ第2試合・8人タッグマッチ>
モハメド ヨネ 小峠篤司 スペル・クレイジー TERRY YAKI VS 稲葉大樹 大原はじめ Hi69 藤村加偉

<ダークマッチ第1試合・タッグマッチ>
近藤修司 宮脇純太 VS 小澤大嗣 大和田侑

※写真提供:プロレスリング・ノア

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▼公開動画
【丸藤vs飯伏】2度の対戦消滅。彼とはもう戦うことはないと思っていた。不思議な巡り合わせによって実現した運命の一戦!引退発言の真意とは・・

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