第9回沖縄国際音楽祭「第九in NAHA」が12月17日午後4時から、那覇文化芸術劇場なはーとで開かれる。コンサートホールでの開催は4年ぶり。本番前の14日、首里城公園内の首里杜館でプレイベントとして第九の合唱が行われた=写真。
プレイベントは今回が4回目。2020年からのコロナ禍でコンサートホールで開催できない中、19年10月に焼失した首里城正殿の再建と平和を祈念して開催されてきた。合唱団のメンバーと3人のソリストが、第九の第4楽章「歓喜の歌」を披露した。
合唱団を指導するバリトン歌手の仲本博貴さんは「一丸で積み重ねてきた時間を感じる、エネルギッシュで素晴らしい合唱だった。本番も素晴らしい公演にしたい」と意気込んだ。
17日は第1部でウクライナ出身のソプラノ歌手、オクサーナ・ステパニュックさんが出演。第2部の第九合唱とともに、平和を願い歌い上げる。
入場料は4千円。問い合わせは琉球交響楽団事務局、電話090(9783)7645。