台風17号「ジェラワット」発生…気象庁の進路予想、ヨーロッパの見方も 2023年12月17日正午の実況

写真を拡大 台風17号の予想経路図=2023年11月17日正午時点の実況(気象庁HP引用)

 気象庁の2023年11月17日午前10時半の発表によると、ミンダナオ島の東で熱帯低気圧が台風17号(ジェラワット)に変わった。同日正午時点ではミンダナオ島の東にあり、時速15キロで西に進んでいる。気象庁の予想進路に加え、ヨーロッパ中期予報センターの見方も参考に調べた。

気象庁の予想進路

 気象庁によると台風17号は17日正午時点でミンダナオ島の東にあり、中心気圧は1002ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は18m、最大瞬間風速は25mで、中心から北西側440キロ、南東側280キロ圏内は風速15m以上の強い風が吹いている。

 台風17号はこの後西に進み、19日午前9時までには南シナ海で熱帯低気圧に変わると見られる。

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ヨーロッパ中期予報センターの見方

 リアルタイムの気象情報を提供するチェコの企業「ウィンディ・ドットコム」では、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)によって提供された解析気象データを基に台風の10日先までの動きを、アニメーションを使い視覚的に分かりやすく知ることができる。画面左下の「▷」ボタンを押すと、台風の動きが再生される。

「ジェラワット」の名前の由来

 台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられる。「ジェラワット」の命名国はマレーシアで、淡水魚の名前に由来する。

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