今季初の南十字星 石垣島天文台が撮影 6月ごろまで観測可能

 【石垣】石垣島天文台は16日早朝、今季一番早いとみられる南十字星を撮影した。毎年12月から明け方の空に見え始めるという。花山秀和室長は「一つの星座に1等星が2個もある豪華な星座。多くの人に親しんでもらえたら」と話した。6月ごろまで観測できる。

 南十字星(みなみじゅうじ座)は88星座の中で最も小さく、南方に行くほど見えやすいため、国内では八重山地域が観測に最適とされる。石垣市は2019年、島のシンボルとして「市の星」に制定している。

石垣島天文台から撮影した南十字星=16日午前6時28分(国立天文台提供、写真の線も天文台による)

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