グラスノー獲得のドジャース 次は山本由伸の争奪戦に全力投球か

大谷翔平と10年契約を結んだドジャースは、続いてレイズとのトレードを成立させ、タイラー・グラスノーとマニュエル・マーゴを獲得した。グラスノーとは5年1億3650万ドルで契約を延長しており、大谷がマウンドに戻ってくる2025年シーズンからは大谷とグラスノーが先発ローテーションを牽引することになる。しかし、大谷は来季投げられないため、ドジャースはまだ先発投手の補強を必要としている。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、ドジャースは山本由伸の争奪戦に全力投球するつもりのようだ。

グラスノーが加入したことにより、ドジャースの現時点での来季の予想ローテーションは、グラスノー、ウォーカー・ビューラー、ボビー・ミラー、ライアン・ヤーブロー、エメット・シーアンという顔ぶれになった。マイケル・グローブやギャビン・ストーンといった若手も控えているが、トニー・ゴンソリンやダスティン・メイが手術後のリハビリでシーズンの大部分を欠場する見込みのため、まだまだ十分な戦力とは言えない。FAないしトレードで少なくともあと1人はエース級、もしくはそれに近い実力を持った投手を加えることになるだろう。

そして、その最有力候補が山本だ。ドジャースはグラスノー獲得後も引き続き山本獲得を狙っており、ナイチンゲール記者は「山本との契約に全力投球する計画だ」と伝えている。契約交渉の場に大谷やフレディ・フリーマンを同席させるなど、山本獲得への強い意欲を示しており、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は山本争奪戦を制するチームの最有力候補にドジャースとヤンキースを挙げている。もしドジャースが山本獲得に成功すれば、2025年には大谷、山本、グラスノーが先発1~3番手に並ぶ夢のローテーションが完成することになる。

なお、ドジャースが補強を目指しているのは先発ローテーションだけでなく、米誌「スポーツ・イラストレイテッド」のトム・バーデュッチ記者によると、ジョシュ・ヘイダーにも興味を示しているようだ。メジャートップクラスのクローザーであるヘイダーを獲得すれば、ブルペンも大幅にグレードアップする。大谷を中心としたチームでワールドシリーズ制覇を成し遂げるために、今後もドジャースの大型補強は続きそうだ。

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